インド・ネパールのコト 2022.10.07 インド料理を知ろう!【Vol.2】北インドの濃厚カレーと、南インドのあっさりカレー ー ナマステ ー こんにちは!岐阜県のインド・アジアンダイニング スワガタムです。 今回は、広い国土を持つインドで、地域ごとに愛されている料理をご紹介できたらと思っています! インドは大まかに「北インド」「東インド」「南インド」「西インド」の4地域に分けられ、それぞれ食文化に特徴があります。 今回は、まず「北インド」と「南インド」についてご紹介しますね。 ■北インド 首都デリーがある北インド。この地域は、イギリスのインド支配が始まるまで約300年続いた「ムガール帝国」の影響を強く受けています。 ムガール帝国のシンボル タージマハル 前回の記事でご紹介した「ムグライ料理」は、このムガール帝国の宮廷料理で、インドで最も豪華な料理とされています。カシュナッツや生クリームをたっぷり使用した濃厚な味が特徴で、日本人の皆さんがイメージする「インドカレー」は、この北インド地方のカレーと言っていいでしょう。 冬場に気温が低くなる北インドでは、小麦が栽培されることから、「ナン」や「チャパティ」が主食とされています。 ナンと、北インドの濃厚カレー チャパティ。ガレットのような食感で美味しい。 ■南インド料理 一年中気温の高い南インドでは、稲作が盛んなため「米」が主食。 北インドでは、濃厚でとろみのあるカレーで冬の寒さをしのぎますが、温暖な南インドでは、油っこくない、あっさりとしたカレーが好まれています。 定食「ミールス」や、野菜・ココナッツ・ヨーグルトを煮て作られた「アヴィヤル」などがポピュラー。 南インドの定食ミールス インド南部のケララ州が発祥とされているアヴィヤル 北部と南部では、気候の違いから採れる農作物が異なり、主食や好まれる食事も大きく異なっているんですね。 次回は、インド最大の都市ムンバイがある「西インド」と、ベンガル料理が有名な「東インド」の料理をご紹介します! BACK
ー ナマステ ー
こんにちは!
岐阜県のインド・アジアンダイニング スワガタムです。
今回は、広い国土を持つインドで、
地域ごとに愛されている料理をご紹介できたらと思っています!
インドは大まかに「北インド」「東インド」「南インド」「西インド」の
4地域に分けられ、それぞれ食文化に特徴があります。
今回は、まず「北インド」と「南インド」についてご紹介しますね。
■北インド
首都デリーがある北インド。
この地域は、イギリスのインド支配が始まるまで
約300年続いた「ムガール帝国」の影響を強く受けています。
ムガール帝国のシンボル タージマハル
前回の記事でご紹介した「ムグライ料理」は、
このムガール帝国の宮廷料理で、インドで最も豪華な料理とされています。
カシュナッツや生クリームをたっぷり使用した濃厚な味が特徴で、
日本人の皆さんがイメージする「インドカレー」は、
この北インド地方のカレーと言っていいでしょう。
冬場に気温が低くなる北インドでは、小麦が栽培されることから、
「ナン」や「チャパティ」が主食とされています。
ナンと、北インドの濃厚カレー
チャパティ。ガレットのような食感で美味しい。
■南インド料理
一年中気温の高い南インドでは、稲作が盛んなため「米」が主食。
北インドでは、濃厚でとろみのあるカレーで冬の寒さをしのぎますが、
温暖な南インドでは、油っこくない、あっさりとしたカレーが好まれています。
定食「ミールス」や、野菜・ココナッツ・ヨーグルトを
煮て作られた「アヴィヤル」などがポピュラー。
南インドの定食ミールス
インド南部のケララ州が発祥とされているアヴィヤル
北部と南部では、気候の違いから採れる農作物が異なり、
主食や好まれる食事も大きく異なっているんですね。
次回は、インド最大の都市ムンバイがある「西インド」と、
ベンガル料理が有名な「東インド」の料理をご紹介します!