インド・ネパールのコト
2022.07.15

インド料理を知ろう!【Vol.1】インドの宗教と食文化の歴史

ー ナマステ ー

こんにちは!インド・アジアンダイニング スワガタムです。

真夏のような日々から一転、梅雨戻りのお天気が続きますね。
気温的には少し過ごしやすいですが、室内でもきちんと水分補給をして、
熱中症対策を心がけましょうね。

カレーやナンなど、日本の皆さんにも馴染みのある「インド料理」。
今回から3回にわたって、その歴史や特徴をご紹介したいと思います!

インドってどんなとこ?

インドという国は、インダス文明の前後までさかのぼると、およそ5,000年以上の歴史があります。
そして、これまでさまざまな宗教観を持つ民族が暮らしてきました。

ガンジス川のほとり 聖地バラナシ

約10億人が住むインドでは、居住地域や信仰宗教によって食文化が大きく異なるため、
「インド料理」と一口に言っても、本当にたくさんの種類があるんです!

インドには、ヒンズー教徒が約80%、イスラム教徒が約14%。
その他、キリスト教徒やシーク教徒、仏教徒が暮らしています。
そのため、人口の9割以上を占めるヒンズー教徒・イスラム教徒が食文化に大きな影響を与えてきました。

インド料理をご紹介

ヒンドゥー教徒は、お肉全般を食べない菜食の人々が多数を占めています。
(お肉を食べる人もいます。)
そんな彼らには、ドーサやイドゥリ、発酵米がとても人気。
インドで広く食べられている料理のひとつです。

○中央上:イデュリ。米と豆からできた蒸しパン。
○中央下:ドーサ。米粉と豆で作ったクレープ。

一方、イスラム教徒によって伝えられた伝統的なムグライ料理(ムガル料理)は、
ムガール帝国の宮廷で振る舞われていた料理で、とっても豪華で贅沢。
ビリヤニやローガン・ジョシュ(カレー)、コルマなど、さまざまな料理があります。
味付けは、マイルドなものからスパイシーなものまで、幅広く作られているんですよ。

ビリヤニ

ローガンジョシュ

コルマ

・・・どれもこれも美味しそうなものばかりですね!!

インドの宗教ごとの食文化をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

とても広い国土を持つインドでは、宗教だけでなく、
地域ごとにも食事に特徴があります。

次回は、各地方ごとの料理の個性をお伝えできたらと思っています!
ぜひご覧くださいね。

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